
育児担当制保育について

育児担当制保育は、一人ひとりの子どもに丁寧に関わる保育です。
食事、衣服の着脱、排泄などの生活援助を特定の保育士(担任)が行うことにより、子どもはそ の保育士のことが大好きになり情緒的な絆(愛着関係)が結ばれます。
愛着関係は、乳児保育において成長のための大切な土台となります。情緒の安定した子どもは安心して園生活を送り、やがて周囲への興味、関心を示し、自ら周囲の環境に働きかけるようになります。自分で手を伸ばして好きなおもちゃやあそびを選び、繰り返しあそぶようになるのです。
食事、衣服の着脱、排泄などの生活面は毎日小さなことを積み重ねていくため、次第に子どもがやり方を学び、自然に自分でやってみようとし始めます。そこで保育士は、子どもたちが自分でできたと感じられるようにさりげない援助を行います。「自分でできた」喜びは大きな自信になり、さらに身の回りの様々なことへの意欲が芽生え、子どもたちはいろいろな場面で主体的に行動し始めます。そのような子どもの育ちを支える保育が「育児担当制」です。
また、毎日同じ子どもの介助をすることで、体調の変化や食欲、思考、成長を詳しく把握することができるメリットがあります。毎日の送り迎えの際には細かい様子をお伝えし、保護者の皆さまと一緒ににお子さまの育ちを見守っています。
担任から

「育児担当制保育」は、一斉保育とは異なり一人の保育士が少人数の決まった子どもを担当するので、一人ひとりの個性や育ちを理解しやすくなり、より丁寧に子どもの思いに寄り添うことができます。一人ひとりと愛着関係や信頼関係をしっかり結べるので、入園後に子どもたちが早く落ち着くことを実感しています。また、決まった保育者が毎日「同じ流れ」と「同じ手順」で関わるので、子どもは戸惑うことなく生活することができ、身の回りのことに自分から関わっていく姿勢が自然に育つのも良い点です。そして、1年間を通して細やかに成長を見守ることができ、その喜びを子どもや保護者の方と共有できる所にもやりがいを感じています。
保護者様から

安心感や信頼度が高いのが小規模保育施設の良い所だと思います。
例えば、子どもへの関わり方などで迷って相談した時には、普段から一人ひとりをよく見てもらっているので、すぐに返答がもらえました。生活面では、着替えへの興味やトイレトレーニングなど、一つ一つの成長や身に付くのが早いと思います。
時々、朝起きて機嫌が悪いまま預ける日がありますが、園に着くと嬉しそうにしています。晴美台ナーサリーが楽しくて、先生方からたくさんの愛情をもらい、先生方の事が大好きな気持ちが子どもから伝わってきます。